SLのロッド類を分解組付けする
【 古いブログで掲載した記事(2018/7/6)を再掲載します。 】
鉄道模型の蒸気機関車はロッド類の構造が重要な構成要素です。 しかし、トラクションタイヤの交換などメンテナンス時や、小生のように分解するのが趣味の場合は、その取扱いに四苦八苦している状態です。この動輪部の分解組付け方法について、皆さんはどうような方法で実施されていますか?
最近のKATO製モデルは、コアレスモータの採用と共に、サイドロッドの分割化など、新しい試みが盛り込まれ、走行性能の向上が図られています。 そこで、その性能に悪影響を与えないように慎重な取り扱い方法を考えてみました。
1)第1の方法
まず、ネットなどで紹介されている方法として、リターンクランクピンを外す方法があります。
KATO品番2016-1 D51-498 (2010)
この方法は取り扱いが容易であり、分解組付けも簡単に出来ます。 しかし、ロッド類の要となるリターンクランクピンの分解と組付け作業が入りますので、何度も実施していると、はめ込み部分がだんだんルーズになってしまい、最後には接着剤のお世話になる恐れがあります。 出来たら避けたい作業なのです。
2)第2の方法
このリターンクランクピンを外さずに分解する方法として、動輪とロッド類をそのままの状態で分解してしまう方法もあります。
KATO品番2026-1 C59-123号機 (2015)
KATO品番2024 C57-33号機 (2018)
この方法は、最近のモデルで実施できる方法です。 ロッド系はバラバラにならずに写真の様な状態で取り扱う事が出来ます。 組付けもポン付け状態です。
3)第3の状態
しかし、少し古いモデルではそうは行きません。
KATO品番2023 C57-195号機 (2014)
KATO品番2017-2 C62-2号機 (2011)
スライドバー、シリンダーブロック、モーションプレートなどが分解してしまい、バラバラになってしまう場合もあります。 こうなると、組み付け時には四苦八苦するのが我が苦い経験なのです。 眼がショボついて来た老体には投げ出したい作業なのです。
そこで、この第3の状態でも対応できる方法を検討しました。
次回はその方法を紹介しましょう。