鉄道模型工作実験室

Nゲージ鉄道模型に関する工作や実験を行っています。

canon製プリンタの給紙コロを取り替える

PIXUSのMG6330を2013年7月から使用しています。最近、A4紙の給紙トラブルをたびたび起こしています。紙がうまく給紙されず、エラーとなってしまいます。さらに、紙の先端部分には、黒い異物が付着するようになってしまいました。

 

おかしいな? 調子が悪いなと思いつつ、たまらずに本体を横に立てて底を覗いてみました。原因はすぐにわかりました。上段と下段の給紙のためのコロがありますが、下段用のコロのゴムの部分がトロトロ状態でした。コロの外周に白いものが巻き付いていたので、不思議でしたが小さなドライバでほじくってみると、ゴムに張り付いた紙の切れ端でした。
反対側のゴムは劣化している様子でしたが、まだ、使えそうでした。トロトロになったゴムをドライバでほじくって取り外しましたが、指にべたりと張り付いてしまします。上段用のコロは異状はありませんでした。
canonのサービスセンタに伺ったのですが、修理対象期間外とのことでしたので、自己責任にて対応することにしました。

対応 その1)
まず、コロを取り外して、異常の無かった上段カセット用のコロと交換しました。勿論、上段のカセットは使用出来なくなるのですが、ほとんど使用していないので問題ありません。
作業は簡単に実施でき、給紙も問題なく実行できるようになりました。


対応 その2)
プリンタは使用できるようになったのですが、再発する可能性があるのでその時の対応を考えておくことにした。
コロの寸法を測ってみると、溝底の径がΦ12.0mm で幅が7.5mm でした。これ装着できるパッキングを探しました。すると、道具箱から園芸用品用の交換ゴムパッキンとして、P-12サイズのOリングを見つけました。
テストのためにプリンタに組み込んで給紙を実施すると、成功率は50%でした。ゴムと紙との食いつき具合が不足しているようでした。この方法は不採用としました。


対応 その3)
ホームセンタにて、対応可能な部品を探した結果、水道用機器コーナーで19ミリパッキンの6個入り ¥162.-を見つけました。サイズは内径11.5mm、外径18.5mm、幅2mmです。外径が少し大きくなるのですが、ピッタリですね。

 

プリンタに組み込んで給紙テストを実施すると、見事に大成功でした。材質はEPDMなので耐熱性、対候性はバッチリですが、耐油性が劣るとのことです。 しかし問題ないと判断します。


参考)
参考として、分解組付けの方法を説明します。まず、プリンタの給紙カセットを取外し本体をひっくり返します。するとコロが見えます。

 

コロの取外し方は下記のメモを参考にしてください。小さなマイナスドライバーを使うと簡単に取外すことが出来ます。再組付けは押し込むだけで完了です。

 

コロにこびりついているゴムの溶解物は、ベタベタしているので手などに触らないようにし、ガラス瓶の中にいれてペイントのうすめ液にしばらく浸します。うすめ液は塗装も剝がしてしまうので部品の洗浄専用にしてください。他の薬品でも行けると思いますが、確認していません。
しばらくして取出し、チッシュで拭き取ると、部品の洗浄は完了です。


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canonの修理対象外製品ですが、わずか162円で修理できたので、現役としてまだまだ使えそうです。さて、今度はどこがくたばるのだろうか?

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