鉄道模型工作実験室

Nゲージ鉄道模型に関する工作や実験を行っています。

牽引力か 引張力か?

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今、いつも愛読しているブログ「Giants of the West」さんの「物理実験」という記事に注目している。この中で牽引力について説明されているが、いろいろな点で懸念を持ってしまったのである。例えば、


牽引力と言っても、どの部位の力を指しているのだろうか? 動輪の駆動力なのか、カプラー部の力なのか。


そこで、関係する情報をネットでいろいろ調べている時に重大な事に気が付きました。

なんと「牽引力」では無くて「引張力」と言う用語を使用している記事を多く見かけたことでした。


そこで、「日本工業規格 JIS の 鉄道車両-用語」を見てみると、アー!と叫んでしまった。

そうです、JISでは「引張力」が正式な用語なのです。

   日本工業規格 JIS E 4001:2011  鉄道車両-用語


そして、自分の手持ちの書籍を当たってみたら、やはりすでに使用されていました。見落としていました・・・・・・・・・。

・誠文堂新光社「カラー版 機関車の世界」(1970発行)、

・学習研究社「鉄道車両はこうして生まれる」(1970発行)

 さらに、記載されていたEF58の設計図の諸元表では、1時間定格引張力8140Kg と記されていた。昭和28年(1953年)の図面である。


と言うことは、自分のホームページ「鉄道模型工作実験室」の関係する記事が全滅なのです。自信をもって記述した「鉄道模型工学」の記事も、使用している用語はもう古い用語なのです。工学社さんから書籍も発行してしまっているのだ。赤面の至りである。


ちなみに、鉄道総合技術研究所の用語辞典で検索した結果を下に示します。

https://yougo.rtri.or.jp/dic/third_edition/searchtaiyaku.jsp

「牽引力」では検索結果はゼロでした・・・・・・・・。

「引張力」では、動輪周引張力とか、引張棒引張力とか、粘着引張力とかの用語が示されていました。

さらに、引張棒引張力[動力車の]の意味を開くと、

そして、参考項目に「けん引力」があったのでクリックすると、

なんと、けん引力についての記述もあったのだ。これってどうなっているの? そうか、漢字でなくてひらかなで表記するのだ。さらに連結部に伝わる力を指すのである(エー?)。


また、あの有名な国際鉄道模型コンベンションでも「牽引力コンテスト」と言って古い用語を使用しているのだ。彼らは 日本工業規格 JIS なんて知らないようす。このような場合には、JISには拘束力が無いので、使い慣れた用語を使用すればよいようです。

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ちなみに古い資料からも取り出してみました。関係する部分だけを切り貼りしたものです。

これは、国立国会図書館デジタルコレクションにあった「初等蒸気機関車」昭和13年交友社発行の書籍の197頁の部分です。

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参考として、日本工業規格 JIS E 4001:2011 鉄道車両-用語 から抜粋しました。

  • 13015:引張特性  動力車の速度と引張力との関係を表す特性。
  • 13018:粘着  列車を加減速するために必要な引張力及びブレーキ力の伝達を可能にする車輪踏面とレール面との間の摩擦現象の総称
  • 13019:粘着力  粘着によって伝達される引張力又はブレーキ力。
  • 13021:(動輪周)引張力  機関車,電車など動力車の有効な引張性能を示す数値で,主電動機又はディーゼル機関から動輪を経てレールに与えられる車輪の円周方向の力。
  • 13022:引張棒引張力  動力車の連結器のところで出す引張力。すなわち,(動輪周)引張力から動力車自身が動くのに必要な引張力を減じた力。 

(注)用語の一部に丸括弧を付けてあるものは、紛らわしくない場合には,括弧内の部分を省略してもよい。

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結論として、今後は「引張力」を使用することにし、すでに報告済みのホームページの用語は修正しない事にします。また、当初の懸念事項であったどの部位の力を示すかについても、勝手に解釈されないように区別して表現することにします。

  • 牽引力 ⇒ 引張棒引張力
  • 駆動力 ⇒(動輪周)引張力
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マイトラムClassic 入線

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昨日、すっかり忘れていた注文品が届いた。昨年の夏に注文したKATOのマイトラムClassic である。REDを注文していたのだ。

付属品を取り付けてレイアウトで走行させた。レイアウトは現在整備中のローカル線ユニットである。

このレイアウトは、鉄道模型工作実験室にて報告しているレイアウトです。そして、ここを走行させるにはピッタリの車両ですね。

テスト走行中の動画も紹介します・

動き出しが少しぎこちないので、油をさしてみる必要がある様でした。

工作場と書斎を分離する

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今までは、自分の工作・実験場は書斎と同じ場所で実施していました。このため、狭い書斎が益々狭くなり、机の上やまわりも、工作や実験道具でゴチャゴチャの状態でした。今回の物置部屋の整理に合わせて、工作・実験場を物置部屋に移動させることにしました。そして、移動に合わせて、材料や道具類も断捨離を実行しました。後期高齢者のボチボチ始めた終活の一環です。
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まず初めに、今回新設した移動先の工作場を紹介します。

物置部屋を仕切っていた扉も復活させ、その奥には二つの金属製の棚を並べて保管物の保管場所としました。その様子は、下記のサイトにて紹介しています。

そして、部屋の左側のスペースを工作場とすることにしました。机は一階の書斎からパソコン用デスクを持って来て、ここに設置しました。

   

デスクの棚は、部品用ケースなどを積み上げでいますし、背中側の棚も部品ストック用として活用しています。

 

また、整理していた時に出てきた金属製のラックを再組付けして道具類の棚として活用しました。作業スペースとして狭いのですが、座って作業するには十分なスペースです。そして上右の写真の様に扉の前のスペースには書斎にあった登山鉄道ユニットをこちらに持ってきました。ローカル線ユニットもここに移動させています。そして、ここのスペースが木工工作や実験用のスペースとなります。
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次に一階の書斎の様子を紹介します。

 

パソコン用デスクと登山鉄道ユニットを二階に移動させたので部屋が広々としました。周りにあった部品や工具類も移動させました。写真に写っている机は、20年近く前まで使用していた食卓で、今まで工作台として使っていました。

 

登山鉄道ユニットも移動させたので、オーディオルームとしても復活です。パソコン周りが大変すっきりとしました。そして、光ファイバー関連機器もパンチングボードを使って壁に取り付けるようし、光ファイバーの終端装置、電話用終端装置、無線LAN WI-FI ルータなどの関連する機器類も6S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、しっかりやろう)を実施しました。
 5番と6番目のSは諸説ありますが、自分は ”しっかりやろう” 世代なのです。