スライダのデザインを変える
ラズパイを使用したモニタ式の鉄道模型操作盤について、先回、それらしきものを作ったが、スライダの部分に不満があった。そこで、新しく自作したので紹介しよう。
マスコンのようなレバーを使う方法もトライしたがうまくいかず、メータ方式にしている。この工作内容は、例によってわがホームページにて報告しているので参照ください。
■ 問題点
今回作成した方法は、大きな問題も無く使用できるが、次の問題点を抱えているので報告しておきます。
- PWM制御のキャリヤ周波数が50Hzでは、やはりすこしギクシャクする。コアレスモータ動力車では問題ないものの、通常モータでは問題が残る。
- 使用している webiopi ライブラリーは、すでに開発が止まっていおり今後の改良が期待できません。このため、ラズパイが進歩しても、旧式なアプリとなってしまって、おそらく追っつかないだろう。
モータをスムースに動かし、かつ可聴域外にするためには、キャリヤ周波数を20kHz程度までアップしなければならない。しかし、webiopi ではソフト上でPWM信号を作成しているため、周波数を高くすることが不可能である。50Hz固定なのだ。ハード的方法として WiringPi もあるようだが、これも古いソフトなのだ。
■ 新しいWebサーバーソフトと高周波PWM制御が可能なGPIO制御ソフトを探す
そこで、折角なら、Webサーバーソフトである webiopi も含めて、最近の新しいソフトを探したが、その候補がウヨウヨ出て来て、どれがどうか素人にはさっぱり分から無いのである。そこで、色々なソフト、アプリ、ライブラリーと言った名目で出て来た名前をリストアップしておきますので、このキーワードを頼りに、自己責任で検討してください。(無責任ですが、ご容赦下さい。)
■スマホ用のアプリ
- Blynk スマホからwi-fi を使ってラズパイやArduino を制御できる。ラズパイのGPIOを制御できる。しかし課金制である。
■ GPIO制御用ライブラリー
- pigpio 新しそうなライブラリーで、0~30MHzの周波数設定が可能。
■ Webサーバー用
ラズパイはLinax 系ソフトなので、ウヨウヨ出てきます。どれが最適なのか、自分には判断できませんが、情報の記述日が新しいもの、軽量小型のもので、GPIO制御に向いていそうなものを探したのですが・・・。
- Apache 超有名なWebサーバーソフト。本格的サイト運営用なり。C10K問題あり。
- Nginx C10K 対応だそうです。
- Djask、Tornado、CherryPy、Pyramid、Grok、Web2Py、lighttpd、その他多数
- Flask 軽量化したフレームワーク
- Bottle もっともシンプルなフレームワーク
- Node.js Javascriptで記述可能
いろいろ探す中で、webiopi とか WiringPi の言葉が出てこなかった事に、やっぱりという感じを受けました。また、先回報告したスライダ部分は jQuery で記述されているようですが、この jQuery はもう歴史的遺物みたいだとの記述もあり、この分野のソフトの変遷は早いことに思い知らされました。
Flask と pigpio や、Node.js と pigpio の組合せも検討してみたいし、IoT ジャンルでのアプリの使われ方も参考になるかもしれないのですが、もう気力がありません。
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自分の挑戦には限界があるので、ただ指をくわえて見ているだけにしよう。いや、満足に見ることも出来ないので眠ってしまうことになるだろう。